Ferrari 330GTC        +C63 AMG


by tombo330

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修理のまとめ 4

今回は電気系です。

時代的にオリジナルはダイナモですが、我家の330GTCはオルタネーターに換装済みです。ディストリビューターとコイルは左右のバンクに1個ずつ独立してあります。

1 オルタネーター
オルタネーターは購入当初に交換しておりますが、横浜での試乗中にパワーウィンドウがノロノロ昇降になり、調べたところ発電不良でした。小1時間程度ならバッテリーだけでプラグ点火できるのでしょうか?ドキドキしながら工場へ戻った記憶があります。コンピュータ制御の車だと立ち往生でしたね~
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2 イグニッションコイル
コイルが背負っている抵抗への配線が燃えており、左右とも引き直してもらいました。この配線、イグニッションオンでエンジンが回っていない時に、大電流が流れるらしいです。イグニッションオン状態でエンジンかけずに電装品の稼動確認などしてしないほうが良いみたいです。
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3 ディストリビューター
買ってすぐにポイントとローターは交換しています。セミトラとかフルトラで安定点火と言われますが、ポイント式で困ったことはありませんのでそのままにしています。ポイントの接点は結構きてましたね~
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右バンクのデスビからタコメーター・ケーブルが伸びているのですが、ここから良くオイル漏れしますのでしっかりとシールする必要があります。プラグケーブルもウルトラの赤に交換済みです。コイルの配線も綺麗になってます!
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4 エア・フォン
エアフォンがいつ頃からか鳴らなくなってましたが、空いてる時間に原因究明してくれました。FIAMM製ですが、最近のフェラーリフォンとは音が少し違います。古くなったからなのかどうかは判りません。
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結局は断線だったのですが、ヒューズボックスの配線表記が現物と違っており、辿るのに苦労したとのこと・・・、割れていたヒューズボックスを最初のお店で綺麗にしてもらったので、その際のお仕事かと思います・・・(笑)
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新旧ヒューズ周りの図。もちろん棒ヒューズです。

見た目はソックリですが、おそらく他車のを流用されてると思います。いつか純正配線に戻しておかないと困る気がします!!
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by tombo330 | 2014-10-28 13:43 | Ferrari | Comments(0)

修理のまとめ 3

今回は燃料系についてまとめておきます。

330GTCはV型12気筒を3つのキャブレター(Weber 40 DFI/2)で燃料供給しています。燃料ポンプは、ガソリンタンク(トランク内)の直後に電磁ポンプが、エンジンには機械式燃料ポンプが装着されています。
電磁ポンプは始動時にキャブに燃料を送るために使い、始動後は機械式ポンプだけでもOKです。もちろんパーコレーション症状を回避したり、ガソリンが少ないときの急な坂道にも有効です。

1 キャブレター
ガソリンの配管をキャブレターに固定するため、胴体に穴の開いたバンジョーボルトが使われていますが、経年劣化でキャブ側のネジ山がもろくなっているのが心配でした。テクニカルトートでヘリサート補修をしてもらい使っていたのですが、それでも不安がありましたので、とある雑誌で見たビンテージフェラーリの真似をしてみました。

購入直後のキャブレター
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本体も周囲の状況もキチャナイですねぇ~ (笑)

対策後のキャブレター
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要はキャブ本体に直接ボルト止めするのでなく、内側にもネジ切りしてある中空ボルトをキャブ側に装着し、このボルトとバンジョーボルトをギュッと絞めるわけです!
この対策以降はガソリン漏れの不安から開放されております。

2 機械式燃料ポンプ
昨年夏、電磁ポンプをオフにしているとガス欠の様な症状がみられる事がありました。パーコレーションなのか流量不足なのかを見極めるためにもオーバーホールをいたしました。OHキットは充実しており、ダイアフラム、弁、スプリング、ガスケット等々、中身全てを入替えております。

分解されたFISPA製ポンプ
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原理は至って単純ですが燃圧の逃がし方など良く考えられてます。

オーバーホールキット
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肝心のダイヤフラムが写ってませんが・・・

機械式ポンプはエンジン内の回転運動を外部に取出して駆動していますが、ピストン運動するシャフト部分のオイルシールが完全でなく、ポンプ下部からオイルが漏れ出ていました。
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軸受けパイプにシャフトが挿入されているだけなので、クリアランスが大きくなるとどうしても漏れます!この構造では耐久性に乏しいので対策品をワンオフしてはと提案いただき、お願いしてみました。

完成した軸受けパーツ
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ステムシールでオイル漏れを防ぎます。立ってる筒がオリジナル。

装着されたフロントカバー
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エンジン側は加工していないのでいつでもオリジナルに戻せます。こういった仕事ができるメカさんに巡り合えて良かった~ w

3 フューエル・ホース
フューエルホースは購入当初からの懸案事項でしたがようやく綺麗にすることができました。針金を螺旋状に巻いた黄色いスパイラルホースは海外から容易に調達することが可能です。ホース両端のカラーとフィッティング金具もここから新調しようと思ったのですが、あまりの高額見積に再利用することにしました。(笑)

相当痛んだ状態でしたねぇ~
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再利用するフィッティングパーツ
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幸せの黄色いホース
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1インチ$12程度だったと思いますがやって良かったです!

4 フュエル・フィルター
エンジンルーム内にある機械式ポンプ用、ガソリンタンク直後にある電磁ポンプ用、双方とも分解清掃しました。特に目詰まりもなかったため、交換はしていません。

機械式ポンプから繋がるガラスフィルター
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電磁ポンプ用のフィルター
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長くなりましたが以上が燃料系の作業でした。
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by tombo330 | 2014-10-26 15:30 | Ferrari | Comments(0)

修理のまとめ 2

時系列に書いてゆくと同じ作業が繰返しでてきますので、今後は範疇別にまとめてゆこうと思います。今回はエンジンOHに絡んだ補足作業です。

1 ステムシールについて
バルブとバルブガイドは1度しか交換していませんが、ステムシールは何度交換したかわからないぐらい試行錯誤してもらってます。

フェラーリ社から供給される(されていた)ステムシールだけでも数種類ありまして、
①エンジンOHキットに同梱されていたゴム製純正品
②現在パーツオーダーすると送られてくるテフロンを使った純正品
③テフロンを金属バネで絞めているBB以降の純正品
などです。

『メーカー純正品を使って駄目なら私の責任でない!』ってのが普通のスタンスかと思いますが、担当メカは納得いかなかった様子・・・。社外品など色々なステムシールを装着、テスト走行、取外しての形状変化を計測されたとか・・・。

その結果選ばれたのは、サイズ、素材、機能性の観点からヤマハSR400というバイクに使われている日本製のものでした!ごくオーソドックスなゴム製で上部をバネで絞めるタイプですが、私はこれが正しい選択だったと思っております。
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右から順に、
今回採用されたヤマハSR400用
日産A型エンジン用
①OHキットの旧タイプ純正品
②新タイプテフロン純正品
③BB以降のテフロン純正品

2 オイルプレッシャーホース作成
油圧計とエンジンを繋ぐオイルプレッシャーホースにクラックが入り漏れだしました。
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上京試乗の直前で純正パーツの調達が間に合わず、ホースとフィッテングパーツでワンオフ作成してもらいました。a0076667_13221858.jpg
そのうち純正パーツに戻そうと思いますが、奥まった場所にありますのでエンジンルームから見ても全く違和感はありません。

しっかし、油圧計に直結して測っているとは驚きました。てっきりセンサーで測り、信号だけ送っていると思っていましたよ~ (笑)

3 オイルパンドレイン穴 ネジ山再製
オイルパンドレインのネジ山がヘタってトルクが掛けられなくなったとの事で、アルゴン溶接で肉盛りしてネジ切りしました。ねじ山が光ってますねっ!
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4 エキマニ遮熱板の作成
パーコレーションの症状が何度か確認されたので燃料経路の遮熱対策の一環です。左バンクエキマニ付近をフューエルホースが通っているので、見た目を損なわない形で遮熱板を増設してくれました。
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5 ガスケット、Oリングについて
純正パーツとして送られてくるエンジンガスケットやOリング等のシール類はイタリア(?)品質です・・・(笑) ガスケットはボルト穴がズレてますし、ゴム製品も硬化して使用が憚られたり、もちろんキットに無い物もあります。

最初のころこそ純正ガスケットを使ってましたが、結局は採寸し、国産ガスケットシートを切り出してくれてました。作業への責任感が為せる技だなぁ~と感心しておりました。

緑が純正、白がお手製
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破断した純正シート(矢印)。
漏れたオイルがエキマニまで達し、エンジンルームから白煙でました!
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最も難儀したヘッドガスケットについてはTom YangさんのTipsにある通りのトラブルを歩みました!トータル4回ほど交換したと思います。結局、Tomさんとコンタクトさせていただき、お勧めのAustralian Head Gasketsを調達いたしました。

純製のヘッドガスケット。矢印がオイル穴、他は全てクーラント穴です。
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赤い隔壁がかなり盛上がり、いかにもな感じのAustralia製ガスケット
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補機類に関しては別項で書こうと思ってますので、エンジン本体に関する項目は以上で終わります。
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by tombo330 | 2014-10-21 19:53 | Ferrari | Comments(0)

修理のまとめ 1

長い長い修理スパイラルから(おそらく)抜け出た感がある330GTC。個人的な備忘録も兼ね、記録と記憶をたどりながらまとめてゆきたいと思います。

詳細経緯は割愛しますが、2006年4月に起きた修理中のトラブルが事の始まりでございました。バルブ全交換を保険修理で実施したのですが、仕上り具合に満足できずに一念発起!自腹でのエンジンオーバーホールを目指して横浜の店に預けたのが2007年6月でした。

ところが翌2008年2月仏滅。この店に工場を貸してる大家さんから、『家賃不払いで近日中に退去してもらう。大切な車だろうから、早く回収したほうがいいよ~』との緊急連絡!!(核爆発)

翌朝一番の飛行機で横浜入りし、バラバラになったエンジンと共に車を回収しましたっけ~(笑) 親身になって助けてくれた友人達には感謝し切れません!

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新しい工場で始まったエンジンOHでしたが、そこは50年近く前のクルマ。。なかなか思い通りの結果が出ず四苦八苦ではございましたが、約6年間の時間を経て、当初の目的が達成できたと言えるレベルに達した次第でございます。

先ずはエンジンOHで交換した主なパーツ類を列記しておきます。

・インテークバルブ
・エキゾーストバルブ
・バルブステムシール
・バルブガイド
・ピストン
・タペットアジャスタースボルト
・カムスプロケトボルト
・コンロッドボルト
・コンロッドナット
・コンロッドメタル
・クランクメタル
・ヘッドスタッドボルト
・タイミングチェーン
・各種ガスケット一式
・各種ベアリング一式

こののち様々なパーツを交換する事になるのですが、取りあえずここまで・・・
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by tombo330 | 2014-10-13 16:10 | Ferrari | Comments(0)

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